皆さんは燻煙乾燥って知っていますか?
多分一般の方はわからないと思います。
私もあまり知識はありません。ただ、燻煙乾燥の勉強会には出席したことがありますし、実際に燻煙乾燥もやった事があります。
まだ、未だにこの事は完全に解明されていない部分があるようです。
現在、弊社は燻煙乾燥は行っていません、人工乾燥と、昔からの天然乾燥(天日乾燥)のみです。
ある方の論評より、こう言う記事が書かれていました、
<以下教えてGOOより記述>
燻煙乾燥は熱媒体として蒸気を使うのではなく煤、つまり炭素を熱媒体とする方法です。
炭素は水よりも熱伝導率が高いので熱を効率よく伝えることができますし、すすの成分が木に染み込みますので防虫防黴の効果があると言われています。
(燻煙乾燥をされているメーカーのデーターではJISで規程されている腐朽テストをしたものがなく、他の処理の材との腐朽度合いが比較できませんので、断定はし難いところです)
蒸気乾燥は燻煙乾燥より木材の強度が弱いとのことですが、このような話は聞いたことがありません。しかし考えられるとすると。
木材は通常伐採されてから100~200年かけて強度がアップしていきます。燻煙乾燥はこの進行過程を早くしているところがありますので、その意味では強度もアップするかもしれません。
但し、我々の感覚では燻煙乾燥されたものは内部応力が取れ、非常に安定した木材になっていますが、強度的には通常の乾燥材よりも弱くなっている気がします。
<上記 教えてgoo kinoki1様より記述>
このような記事も書かれていましたので紹介しました
昔の大工は釘1本使わないダボと込み栓(コミセン)だけで臍穴を埋め、強度を増していました。
東寺の五重塔は釘を一本も使わない建築物として知られています。
その他、法隆寺などは和釘を使っていました、
これは木材が乾燥すると、強度を増し柱、土台などを収縮させ臍穴を強くし安定させたということです。
込み栓(コミセン)は、木材を接着能力は、現在の釘なんかは全く問題にならないほどの強度が得られます。
(込み栓とは。。。柱や桁、土台などに長いホゾを差込み側面(臍に対し対角腺に)から穴を空け、堅木(15mm程度の角材を打ち込む場合が多いが、「樽栓」・・・丸型材を打ち込む場合もある)の込み栓を、臍に打ち込み、密着度を増したり、抜け防止の為の施工・・・単に込み栓を打つのではなく、材を引き締める為の施工技術が必要)
話を戻します、
燻煙乾燥については色々な、論説があります。
次回はこのテーマをもっと掘り下げてブログを書きます。