こんにちは、今晩は!
いつもブログを読んで頂き有難うございます。
先日、桧(ヒノキ)の羽目板をご注文くださったお客様からお問合せをいただきました。
ヒノキの色合いに関することなのですが
届いたヒノキは赤身が多かったとのご指摘をいただきました。
これは好みの問題で個人差があるとは思うのですが
今回のご指摘で、やはりヒノキの材料は白っぽい色合いで統一されている方が綺麗だ
と好まれる方が多いのかなと感じました。
確かに白っぽいヒノキの中に赤みがかった色合いが混入すると、
ミニマムなデザインのインテリアを好む方にとってはデザインの妨げと感じるのかもしれませんね。
ヒノキの赤身も杉の赤身も様々な色合いがあります。
杉の赤身の素晴らしさについては以前もお伝えしましたが
>>過去の特集ページより「百年持つ、杉の赤身の魅力」
桧の赤身も杉同様に耐久性に優れたすばらしい材料です。
もし、デザイン的に赤い部分がどうしても気になる…と思われる方には
ヒノキではなく、杉の純白の方をおすすめします。
>>過去の特集ページより「知られざる、杉の白身の魅力」
杉の純白の光沢、色、艶は本当に、とても美しいです。
人それぞれ、価値観は違うとは思いますが
チョットだけ桧、杉の良さについて考えてみてください。
赤身は欠点ではなく、むしろ素晴らしい材料なのです。
桧の赤身はどちらかと言うとピンク系で、中にはオレンジっぽい物もありますが
原木の丸太で見るとこんな感じ
ちなみに下の写真は杉です。
比べてみるとはっきりわかりますが、ヒノキの場合は淡いピンクなのであまり色の違いが分かりません。
杉、ヒノキどちらも、それぞれの魅力があってとても綺麗なものです。
木は年数を重ねると、赤身の部分は辺材(白)から心材に変わっていきます、
白から、赤身の変わるのは、老朽菌や虫害に耐える為に、木が自分の身を守る為、頑張った結果、赤身となります。
なので、大変耐久性があり、水にも強い材料となるのです。
何度も繰り返しますが、赤身は欠点ではなく木のすばらしい長所なのです。
それから、もう一つ付け加えると
板を貼った直後は、白い部分赤い部分のコントラストが少しきつく感じるかもしれません。
が、天然の木は月日を追うごとに色合いが変化して行き、赤と白の濃淡は
だんだんと薄くなります。
弊社ショールームに貼っている杉の羽目板も完成当初は赤と白のコントラストがはっきりしていましたが
現在ではどこが赤でどこが白なのかほとんどわからないくらいです。
以上、材料選びで悩まれている方の参考になればと思います。
〜追記(2022年1月21日)〜
このブログをご覧になったお客様が写真を送ってくださいました。
ヒノキの床材を施工した直後と2年以上経った画像です。
とてもわかりやすいですね。
木材の経年変化で赤身と白身の色合いが揃って
色の差はほとんど感じられません。
わざわざ送ってくださって本当にありがとうございました。
また、別の方からFacebookのコメント欄にすばらしい
メッセージが届きました。
『無垢材の美しさは出来たてがピークじゃなくて、5年10年と時間をかけて作られるんです』
本当にその通りだと思います!
今後木材の素晴らしさを伝える時には、この素晴らしい言葉をお借りしたいです。
ありがとうございました。
ヒノキの羽目板 壁天井用 無節
◯10×87×1985mm 本実目透かし加工 無塗装 超仕上げ
◯10×73×1985mm 本実目透かし加工 無塗装 超仕上げ
ヒノキのフローリング 床用 無節
◯15×105×1900mm エンドマッチ加工 無塗装 超仕上げ
ヒノキのフローリング 床用 小節