梅江製材所は「杉」の羽目板の専門店です。
私は40年近く杉を見てきました。
今では、杉の木の年輪を見ただけで、だいたいどこで育った杉なのかも分かります。
杉のことを勉強すればするほど、日々新たな発見があります。「杉」の魅力について、みなさんにお伝えしたいと思います。
■「杉は快適な住空間を実現する」
杉の木を使った家にはこんな特長があります。
(1)夏は涼しく、冬はあったかい
杉は常に呼吸をしており、夏には湿気を吸収、冬には乾燥を外へ出しています。
空気の温度を変化させてくれるので、冷暖房は少量使うだけで快適です。エコでもあります。
(2)健康にいい
杉の木には免疫効果を高める効果が、杉の香りはリラックス効果、安眠効果あると言われています。また木の種類の中でも杉の木はやわらかいため、床材として使うと疲れにくいという効果もあります。
(3)使えば使うほど光沢がでる
から拭きを行うだけで、時間が経てば経つほど光沢がでて味が出てきます。
■「梅江製材所の杉加工7変化」
弊社は卸売りではなく、全て自社工場で製造しています。
杉の木をカットし製材すると様々な特徴をもった板ができます。
例えば、赤い色の赤身部分は水分を吸収しない特性があり、逆に白い色の白身部分は水分を吸収しやすい特性があります。
杉には捨てるところがなく、様々な用途に合わせて羽目板の加工を行っています。
以下は代表的な加工方法です。
- 本実「ホンザネ」めすかし(スキマ5mm空ける加工で壁・天井に適しています)
- アイジャクリ(平行ではなく、上から合わせていく加工で釘目をきれいにみせます)
- 突きつけ(羽目板の間にスキマをなくしピッタリくっつける加工・フローリングに適しています)
- エンドマッチ(4面どの方向からもくっつけることができる加工です)
- プレーナー仕上げ(3~4枚の刃を高速回転させることでキレイに仕上げる加工です)
- 超仕上げ(大型のカンナに木材を入れてピカピカに仕上げる加工です)
- うずくり加工(木目のデコボコ感をあえて残した加工、歩くと気持ちがいいです)
- 赤身(水分を吸収しないので水周りの場所に適しています)
- 白身(赤身の逆で水分を吸収しやすい・見た目がキレイです)
杉は生き物であり、時間や環境によって若干のそりやヒビが入る場合もあります。
しかし、他の材質ではできない杉の様々な効能がたくさんあります。
無料サンプルもございますので、ぜひみなさんに一度手にとっていただき、杉の木の感触を味わっていただきたいと思います。