腰板の施工は意外と簡単です。このサイトはどちらかと言えば中級者から上級向けですが、初心者の方も参考にしながら挑戦して下さい。
目次
用意するもの
羽目板・大幅木・ドウブチ・ボンチ・釘(25mm・38~50mm位の隠し釘)
差し金・鉛筆・木工用ボンド・あればスライド式ハンドソー・フィニッシュガン
腰壁の施工の流れ
(1)大幅木と下地の取り付け
ここではまず、下地と大幅木の間に羽目板が収まるように、巾木を取り付けるための 下地胴縁(ドウブチ)をビスで止めます。巾木を取り付ける下地がある時はこの作業は必要ありません。
大幅木にボンドを塗りガン又は釘で止めます。
(2)割り込みを決めておきます。※この作業は非常に重要です
初めて(初心者)の方が一番難しいのはこの作業かもしれません。
腰板を貼っていく場合、最後の板はまるまる1枚使用できず、必ずカットが必要になります。
最初に何枚で壁の端から隅まで施工できるかを、しっかり計算しておく必要があります。
10枚分の延べ幅(長さ)を計って下地にあらかじめ印を付けておきます。
ここでは29枚で一番左隅の部分の羽目板を巾2cmほどをカットしないと割り切れない事が 判明しました。
この作業については後で再度ご説明を加えます。
(3)羽目板を施工します。
横貼りと同様に1枚目を施工する場合オスの部分は必要無いので、ハンドソーで、カットします。
参考:壁を無垢板でDIY!羽目板を使用した壁の横貼り施工方法
まずはボンドで接着してからガンもしくは釘で打ち付けていきます。このとき、当て木で羽目板を傷付けないように注意しながら貼っていきます。
(4)最後の羽目板が綺麗に収まるようにカットします。
先に割り込みを計算していた通り2cm程羽目板をカットします。
差し金を使って鉛筆で、両サイド2cmづつ印をつけます。ハンドソーを使ってカット、鉛筆の目印を確認しながら真っすぐにカットします。
ここでも少し曲がっても出隅で隠れるので心配いりません。
(5)最後の羽目板の取り付け
ボンドを塗り最後の羽目板と出隅を施工します。
出隅は上の画像の様なものです。
角を隠す為に使いました。
(6)見切と下地の取り付け
見切りが左の画像のように施工出来るように下地のドウブチを取り付けます。
(8)見切・大幅木・出隅をカットして完成
見切りが綺麗に斜め45℃の角度で施工で出来るようカットします。
見切りを45℃にカットする際うまくカット出来無い場合は、ペーパー等で少し削って下さい。
同様に下の大幅木もカットしたら完成です!
慣れれば慣れるほど楽しくなるのがDIYです。
難しい部分はありますが、ぜひ腰壁のDIYに挑戦してみてください!
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