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乾燥 Drying

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人工乾燥の工程について

現在の住環境に対応するための木材を作る「人工乾燥」。空気と蒸気を人工的に調整し、いかに木材がもつ水分を抜いていくのか。人工乾燥の流れをお伝えします。

人工乾燥の工程〜 空気と蒸気を使ったエコ中温乾燥 〜

目標の含水率を決める

風と温度を人工的に調整することによって木材を乾燥させる人工乾燥。まずは木材の種類や使用する用途によって、含水率を決めます。木材の含水率は、天然乾燥では18%前後まで下げる事が出来ますが、現在の高断熱、高気密住宅のエアコン主体の住環境に耐えうるには、人工乾燥により含水率を15%近くまで下げる必要があります。木は一旦乾燥すると、含水率が上下2%程しか戻らないと言う性質があります。

スケジュールを組みボイラーの燃焼を元に乾燥させる

木材の人口乾燥は、厚みと幅、長さ等のサイズ別にスケジュールを組んで乾燥させます。コンピューター制御で、乾燥機、炉内の温湿度、温水の温度、乾球温度等の数値を設定いたします。乾燥させるエネルギー元はボイラーによる燃焼です。温度と湿度の具合をセットし、エコを考えて木屑をボイラーで燃焼させ、乾燥を開始いたします。温度を上げることと同時に木材本来の湿度も上げます。ファンで温風を循環させて、まんべんなく乾燥させます。人工乾燥の方法は、高温乾燥やなどもありますが、杉本来の色艶や香りを保つために梅江製材所では、中温・低音乾燥を行っています。

人工乾燥機について

十数種類のステップで5日間、内部温度と湿度と空気の別々の温度、温水の温度などを数時間おきに変えながら乾燥して行きます。
5日目には、色艶や香りも天然乾燥とほぼ変わらない、いや、むしろ天然乾燥よりも良い上質の木材が出来あがります。現代の高断熱・高気密の住宅でも、そりや割れが起きにくい人工乾燥の木材をぜひ一度お試し下さい。

人工乾燥機の詳細動画

梅江製材所でも導入した、東北通商株式会社の人工乾燥機の詳細説明動画になります。

厳選した材質のみで製材しています。