LINE LINE
加工 Processing

HOME > 商品について知る > 加工について > 加工形状から選ぶ羽目板について

加工形状から選ぶ羽目板について

そもそも加工形状って何?

羽目板は、用途によって使い勝手を良くするために、それぞれ特徴のある加工が施されています。
プロの方にとっては当たり前の加工方法ですが、これからDIYを始める方やまだまだ日が浅い方はぜひ参考にされてみてくださいね。

  • アイジャクリ加工
  • 本実目透かし加工
  • 本実突付け加工

各加工の用途と特徴について

アイジャクリ加工

アイジャクリ加工

釘が見えるので、まっすぐ線を下書きして真鍮釘を打ちます。

アイジャクリ加工は施工方法が簡単で、初心者の方でも扱いやすい加工形状です。

施工後は表面がフラットになるため水が流れやすく(繋ぎ目にたまりにくく)、外壁利用に特に適しています。
もちろん壁や天井にも活用していただけます。
但し、釘の頭が丸見えの状態になるので、見た目は他の加工方法より悪くなります。
(釘を打つ際は打つ位置を木に下書きをして位置を決めてから打つと、 きれいな見た目になります)
また、釘を打つ際に間違って木を傷つけてしまう場合があるので、エア釘打ち機などを使うと傷を付けずに施工ができます。

本実目透かし加工

本実目透かし加工

隠し釘で打って、ボンドでのり付けします。
釘はメス側だけに打ちます。
隠し釘または25mmから40mmくらいの釘で打ちます。

本実目透し加工は、床以外の部位に最適な一番オススメな加工形状です。

木は調湿作用により歪みや隙間ができてきます。はじめから隙間を作り遊びを持たせておくと、ひずみや歪みが生じてもほとんど気になりません。

隠し釘をうつタイプのため、施工後は釘の頭が見えることはなく、非常に見た目がきれいな出来上がりになります。

施工方法はアイジャクリ加工よりも少し難易度があがりますが、エア釘打ち機を利用するとうまく施工できます。

本実突付け加工

本実突付け加工

隠し釘をうつタイプのため、施工後は釘の頭が見えなくなることはなく、
非常に見た目がきれいな仕上がりになります。
フローリングの施工におすすめです。(壁にも使用できます)

床の施工に最も適しているのが本実突付け加工となります。

本実目透し加工とは違い、羽目板と羽目板の間に隙間をつくることなく施工を行うことができる加工形状です。隠し釘をうつタイプのため、施工後は釘の頭が見えることはなく、非常に見た目がきれいな出来上がりになります。

但し、長く使っていると木の調湿作用により隙間ができてくる場合があります。

15mm厚のフローリング材にはすべてエンドマッチ加工が施されています。

これまでご紹介してきた加工形状は、すべて羽目板の長辺に施されている加工です。
しかし床のように幅広く面積を取る場合には短辺の繋ぎ目が気になってくるところです。

弊社では15mm厚のフローリング材にはすべて「エンドマッチ加工」というものを施しています。 エンドマッチ加工とは短辺の部分に「本実突付け加工」を施しており、本実突付け加工と同様に木と木をはめ込むだけで、隙間なく施工することが可能な加工方法です。

厳選した材質のみで製材しています。