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板の桟積作業の新兵器が仲間入りしました

こんにちは、こんばんは!

 

ブログを読んで頂き有難うございます。

 

先日お伝えしたウッドショックの影響は現在も続き、丸太が高騰中です。

 

この先どうなるのか、先行きが不安ですが

それでも、お客様に少しでもお安く良い材料を提供したいと言う思いだけは変わりません。

 

そんな中、弊社は新兵器を導入しました。

 

この機械と言うか器具。さて何に使う器具でしょうか?

 

 

板積作業マシーン

 

壇積みマシーン

 

 

これは、板の段積み作業がとても楽になる器具なのです。

誰が作業しても、桟の位置を真っすぐにキープしながら積める画期的なマシーンです。

 

実はこのマシーン、中古のテーブルリフター(テーブルを昇降させて、作業に最適な高さに調整ができる省力機器)を改造して作りました、

杉板は乾燥が始まると、クセが出ます、『クセ』と言うのは木の持っている力です。

 

先日のブログでも書きましたが、アテと言うクセがあります。

 

他にもアテでは無いのですが、木が育つ環境によって年輪が重なる時にいろいろなクセが出来ます。

 

それは木が1本で立っているからです。

 

伐採される前の木は、風雨にさらされたり、枝の張り具合によっては

 

蔓が巻いたり、鳥が木に悪さをしたり…と様々な影響を受け成長していきます。

 

傾斜の急な斜面に育つ木は真っすぐに、太陽の方向に枝を伸ばし、光合成を行い、酸素を放出しようとしています。

 

このように、木は一生懸命に育っているのです。

 

いろいろな環境によって1本の木が育つ環境は毎日、違うわけです。

 

その癖が、水分が抜ける時に出てくるのです。

 

そのクセを少しでも緩和、修正出来るように板の間に挟み込む、桟を出来るだけ真っすぐに積み上げます。

 

板を積み上げる時の荷重を1点に集中させ、出来るだけ真っすぐで通直な板のまま乾燥が進むようにするわけです。

 

というわけで、この定規が付いたマシーンを作りました。

 

積み上げた板がこれです。

桟積み用マシーン

 

 

桟積み用マシーン

 

 

板の乾燥

 

 

板の乾燥

 

 

木は伐採された後、内装材、構造材などの建築材として、また家具や食器、アクセサリー等の木製品として、等々….

様々な物に生まれ変わり、生き続けます。

”木は二度生きる”

 

これからも、より良い商品を提供していきたいと思っています。