ブログを読んで頂き有難うございます。
今日は弊社のうづくり仕上げの歴史について書きたいと思います。
うづくりとは、現在弊社が一番おすすめしている杉板表面の加工方法で、
杉の木の柔らかい部分を削り取り、硬い部分のみを残し凹凸を強調する技法です。
機械がない時代は苅萱の根を束ねたものをブラシにして木肌を削っていたようです。
こうすることで、柔らかく傷がつきやすいといわれる杉材もキズに強くなり、床材としても耐久性に優れた材料となるのです。
杉うづくりのフローリング施工例[/caption]
最初は建築材料で鴨居と言う部材を材木店、材木市場の卸商品として作りはじめました、
鴨居と言う名称の材料はこれです。
もともとうづくりをかける必要は無い材料なのですが、鴨居として木材市場に出品するのには見栄えを良くする必要がありました、
結局は無駄な事をしていたのですが
商品として綺麗に磨いて見栄えがよければ高く売れます。
見栄えが悪いと材木屋の目に止まらず安く叩かれるのです。
そこで、
中古の機械を導入することにしました。ギターを作っていた工場から安く売ってもらえたのです。
ギターを製造する時にギターのネック部分を磨く機械です。
全然、用途の違う機械でしたが、何とか改造に改造を重ねて平角材を磨けるように作り変えました。
その機械がこれです。
この機械を10年あまり使いましたが、不況の末、鴨居も売れなくなり…
次に天井板を作ることにしました。
その天井板をうづくり仕上げする機械をまた中古で購入しました。
今度は家具製作工場から安く譲って頂きました。その機械がこれです。
だいぶきれいなうづくりが出来るようになりました。
この機械は2017年の5月まで使いました。
そして昨年2017年6月にニューうづくりマシーンを導入しました。
この機械のおかげで当初のうづくりとは比較にならないほどの手触り、滑らかさを実現することができました。さらに、加工スピードもアップし、
様々な厚みの板にも対応できるようになりました。
床板だけでなく、壁用の羽目板にも加工できます。
ここまで20年以上の時間と苦労がありました。
是非サンプルを見て五感でうづくりの良さを実感してください。
無料サンプルはこちらです。