前回の続きです。 現代の家屋はひと昔に比べるとかなり違っています。 夏の暑い時期にエアコンをガンガン効かせます。 冬も同じように暖房を効かせて暖を取ります。 そうすると、木は、今まで経験した事も無いような環境にさらされます。 原因は高断熱、高気密住宅が普及した為、 木がその環境に耐えきれなくなったためです。 やがて、反りや、割れの原因になる可能性があります。 従って、 あらかじめ木にその環境を経験させて落ち着かせる必要があります。 そこで今回導入した木材乾燥機で十分に含水率を15%までぐらい下げておけば、 *捕捉(天然乾燥では乾ききれない木材の含水率は18%以下です) 木はその環境にも馴染んでくれます。 木は一旦乾燥するると、含水率が上下2%程しか戻らないと言う性質があります。 現代の住まいに対応した品質の良い木材(主にフローリング)を供給できます。 下の写真は木材乾燥機の制御盤の写真です。 このソフトで乾燥機、炉内の温湿度、温水の温度、乾球温度等を一目で分かるようにコントロールしています。 乾球と湿球温度等難しい用語が並んでいますが、、 この乾燥機のメーカーはランニングコスト削減で特許出願中です。詳細 次回は木の乾燥スケジュールについて解説します。 羽目板屋どっとこむマルウメ
木材乾燥機の導入②
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