新築の施工写真が届きました。
なんと、杉のうづくり板をコンクリートの型枠として使っているんです。
木の温もりが、硬くて冷たいコンクリートに刻み込まれるなんて、ちょっと驚きじゃありませんか?
普通、うづくり板はそのままの無垢材として使われるものですが、
今回はそれをあえて型枠にして、コンクリートに木の表情を写し取ったんです。
その結果、コンクリートに浮かび上がる木目が、無垢のうづくり板と対比されて、
なんとも言えない味わいが出ています。
まるで、硬いものと柔らかいものが、静かに会話しているような、不思議な雰囲気です。
直線的でモダンなデザインの住宅ですが
コンクリートのクールさと、木のナチュラルなぬくもりが一緒になって、シンプルだけど豊かな空間ができあがっています。
こんなふうに、異素材の組み合わせが生み出す面白さ、うまく伝わるといいなと思います。
杉のうづくり板の魅力は、こうやって新しい形で使うことで、
もっと広がっていくのかもしれません。
これからも、そんな「発見」を大切にしていきたいと思います。
施工:株式会社加納工務店 様(愛知県名古屋市)
https://www.kanokom.com/
今回使用された材料は
杉うづくりフローリング 無節・上小 11×160×1985mm 本実突付加工
(コンクリート型枠)
https://hameitaya.com/c/type/sugi/udukuri/u_uzukuri/sfm11uz
その他のコンクリート型枠工法の施工事例
施工例200 島根県 石見水泉社様