これまで当社では無垢材の無塗装品を中心にお客様へのご提供を行ってきましたが、最近は杉や桧の塗装を希望されるお客様も増えてきたため、業者さん向けの完全オーダー品とはなりますが、羽目板の塗装サービスを開始する事となりました。
最近はカフェ風スタイルの家や古民家風の家造りなどをされる方も増えており、また自然素材にこだわったお店づくりをされる方も多くなりまして、このような希望が増えてきているのも時代の流れなのかな~と感じたりしています。
完全受注生産で開始しました業者様向けの羽目板の塗装サービスについてご紹介したいと思います。
目次
杉・桧の羽目板のオーダー塗装承ります!
無塗装品とはまた異なる雰囲気になりましたが、非常にキレイな趣のある仕上げとなりました。
梅江製材所の羽目オーダー塗装の特徴
一つずつ特徴の違う自然素材を相手にするには、材の特性を見極めて加工、仕上げを行う職人の技量が必要となります。
良質な家具は人の目・人の手が入らないと作れないと言われていますが、床材の塗装仕上げも同じです。
当社では家具職人に塗装を依頼し、色ムラのない品質の高い塗装羽目板を1枚ずつ仕上げております。
ご要望があればどのような色にも対応可能です。
カラーや材との相性により色の塗り回数や仕上がり期間が変わりますが、ご要望を叶えれるようご提案させていただきます。
古民家風に仕上げたい、居酒屋風に仕上げたいなどのご要望をお伝え下さい。
当社で利用する塗料は基本的には自然塗料を利用した塗装を行っています。
またトルエンやキシレンなど、身体に悪影響を及ぼすような有害物質が含まれない塗料で塗装を行っております。
羽目板の塗装のメリットとデメリット
当社の特集やホームページでも何度も謳ってきたことではありますが、基本的な考えとして私は無塗装の商品をオススメしております。
これは杉や桧が元来持っている調湿作用の能力がどうしても損なわれてしまうからなんです。
日本は四季がはっきりしており、とりわけ梅雨時期や雨の多い時期はどうしても部屋の中や床がジメジメとしてくるものです。
木の床は吸湿速度が非常に高く、触れた瞬間に足裏から水蒸気を吸い取る作用がありますので、雨の時期でもサラッとした感触を保つことができるんですね。
塗装をしてしまうとどうしてもこの効果が期待できなくなってしまいます。
反面メリットとしてはデザイン性の向上があげられます。
テーマをもったお店づくりや、こだわりのある部屋づくりなど、色がもたらす効果は非常に高いと思います。
材や塗料のメリットやデメリットはありますが、お客様のニーズに合わせてご利用いただければと思います。
当社でも木の調湿作用を損なわない塗料技術の開拓はこれからも続けてきますので、商品開発ができた場合は、またご案内させていただきたいと思います。
施工前塗装と施工後塗装の違い
DIYが主流となっている昨今、ご自身で塗料を購入し、フローリングの施工後に色を塗られる方も多いのではないかと思います。
それもまたDIYの1つの楽しみでもあり、魅力でもあると思います。
よく施工前に塗装を行っていたほうが良いのか、施工後でも良いのか?と聞かれることがありますが、施工前塗装と施工後塗装の大きな違い、それは刷毛の塗りムラとゴミの付着です。
刷毛を使って塗装を行う場合、基本的には塗りムラというのが生じます。
これは塗り方だったり、塗料の量を均一化して塗ることができないために起こる現象なのですが、材の軟材部分と硬材部分によっても差が生じてしまいます。
また、羽目板と羽目板の間に液溜まりなどが出来てしまう場合もあります。
次にゴミの付着です。どうしても施工後に塗装をする場合、板自体に付着しているゴミが目立ってしまいます。
一見キレイに塗れていても、乾燥後にゴミが外れてしまい、一部分のみ塗装ができていない部分もできてしまいます。
施工前塗装の場合は一枚一枚ムラ無く塗っていきますので上記のような心配はありません。
オーダー塗装のご注文について
塗装品のご注文に関しては、ご希望のお客様に限りご提供をさせていただければと思います。
ただ、大変申し訳ありませんが現在は業者様限定、且つ羽目板のお買上金額が10万円以上の方のみが対象となります。
懇意にしている塗装業者様とのコラボ商品でありますのでご理解いただけると幸いです。
また塗装をご希望される場合、通常よりも10日~2週間程度のお時間をいただいております。
ご希望の色や仕上げにより期間が前後いたしますので、まずはお問い合わせ下さい。
お電話またはメールにてご要望をお聞きし、お見積りをご提出させていただきます。