杉の白身は強度が高く湿度調整に優れており、赤身は水に強く耐久性に優れている。
もう一種類の「杉の黒身」にはどんな特徴があるのかをご紹介いたします。
目次
(1)黒杉とは?
以前、特集ページで、杉の白身と赤身についてお伝えいたしましたが、杉にはもうひとつ、赤身が黒く変色した杉があります。杉の木を伐採して時間が経過すると、カリウムの含有率が高い杉の木は黒くなります。色は黒くなりますが、白・赤身と比較して、黒杉は強度的には赤い杉と何ら変わらず、耐朽性が高いと実証されています。
昔の職人は、黒杉の特徴をよく知っていたので、家の土台として黒杉を使ってきました。材質はとても良いのですが、見た目が黒色ということで人気がなく、梅江製材所ではアウトレット品として販売しております。
(2)貴重な黒杉
杉の木を外から見ても、どの杉の木が黒杉になるのかは全く分かりません。伐採して初めて黒杉であることが分かります。数があまりとれないことから、貴重な杉の木です。
黒杉を使うことで、小民家風な家づくりもできます。
(3)その他のアウトレット商品
梅江製材所では、黒杉のほかにも様々なアウトレット商品を取り扱っており、全商品の30%がアウトレット品です。見た目がよくなかったり、ややキズが入っているものはアウトレット品としています。葉節(葉っぱが生えた後の小さな点々)の板の取扱いもあります。木の模様や個性によって、なにをつくるかを考えるのもDIYの楽しみです。
ぜひ色んな個性のある種類の材料をお試し下さい。