こんにちは、こんばんは
いつもブログを読んで頂き有難うございます。
先日、お客様から「杉のクロ『黒芯(くろしん)』って、綺麗なピンク色の赤身よりも腐りにくくて長持ちするって本当ですか?」という、
とってもマニアックな質問をいただきました。
結論から言うと……ズバリ、本当です!
見た目が黒っぽいため、なんとなく「質が悪いのかな?」と思われがちな黒芯ですが、
実は「普通の赤身よりも耐久性が高い」ということが、近年の大学や林業試験場の研究で明らかになっています。

目次
理由1:天然の「防虫・防腐成分」が超濃厚だから
杉の木は、中心の色の濃い部分(心材・赤身)に、シロアリやカビから身を守るための「天然の防虫・防腐成分」をみずから分泌します。
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●普通の赤身: 成分がほどよく含まれている状態
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●黒芯(黒木): 何らかの理由で、このガード成分が異常なほどギッチリ濃縮された状態
あの黒い色は、木が自分を守るためのディフェンス成分が濃すぎて変色したものなんです。
成分が濃いということは、シロアリや腐朽菌(木を腐らせる菌)にとっては「普通の赤身よりもさらにマズくて食べられないゾーン」ということ。
だから腐りにくいんです。

芯クロ
理由2. 過酷な環境を生き抜いた「元ガキ大将」だから
なぜ黒芯の杉は、そんなに多くのガード成分を出したのでしょうか?
実は、黒芯になる杉は、生きていた時に「ものすごく水分を溜め込む性質」を持っています。
水分が多い場所はカビや菌が繁殖しやすいので、木としては大ピンチです。
そこで木は、「普通よりたくさん防腐成分を出さないと生き残れない!」と、必死に過剰防衛をしました。
その努力の結晶があの黒さです。
厳しい環境を生き抜いてきたからこそ、めちゃくちゃタフな木材に育ったわけですね。
■ ただし!最強の黒芯にも「弱点」があります
「じゃあ全部黒芯がいいじゃん!」となりますが、建築で使うには1つだけ絶対条件があります。
それは「じっくり、しっかり乾燥させていること」。
黒芯は水分が抜けにくい性質があるため、乾燥が不十分なまま使うと、中に残った水分で逆に傷んでしまうことがあります。
職人が時間をかけて丁寧に乾かした黒芯こそが、本来の「最強の耐久性」を発揮します。
家を支える土台や、雨に晒される外壁など、「とにかく長持ちしてほしい場所」には、あえて黒芯を選ぶ大工さんもいるほどです。
ただし、当店ではクロは見た目が悪いため、訳あり材として選別しています。
また、「クロ」のみの商品を希望される方もいらっしゃるのですが、クロのみを選別することも難しく…
当店では赤、白、クロの混合の訳あり材として販売しています。
見た目は悪いけど強度は強い!クロ杉についてのお話でした
