こんにちは、こんばんは!
いつも「羽目板屋どっとこむ」のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、羽目板に釘を打つ位置について、イラストを使って分かりやすく解説します。
羽目板をご購入いただいたお客様から、特に多くいただくお問い合わせの一つが、
「釘はどこに打てばよいですか?」
というご質問です。
羽目板は、本実突き付け加工と本実目透かし加工で、釘を打つ位置が異なります。
間違った位置に釘を打つと、次の板を差し込みにくくなったり、釘が表面から見えたりすることがあります。
それぞれの正しい釘打ち位置を確認していきましょう。
目次
本実突き付け加工の場合

本実突き付け加工は、板と板を隙間なく、ぴったりとつなぎ合わせる施工方法です。
この加工では、釘をオス実(凸側)に打ちます。
オス実に斜めに釘を打ち、その上から次の板のメス実(凹側)を差し込むことで、釘頭が隠れる「隠し釘施工」になります。
釘頭が次の板の差し込みを妨げないよう、しっかり打ち込んでください。
また、下地の状態や施工場所に応じて施工用ボンドを併用すると、よりしっかり固定できます。
本実突き付け加工のポイント
- 釘はオス実(凸側)に打つ
- 次の板を差し込めるよう、釘頭をしっかり打ち込む
- メス実(凹側)には釘を打たない
- 釘は次の板を差し込むことで隠れる
- 必要に応じて施工用ボンドを併用する
本実目透かし加工のポイント
- 釘はメス実(凹側)に打つ
- オス実(凸側)には釘を打たない
- 釘の長さは、25〜40mm程度を目安にする
- 羽目板の厚みや下地に合わせて釘の長さを選ぶ
- 施工後、板と板の間に約7mmの目地ができる
使用する釘は、隠し釘やフィニッシュネイルなど、長さ25〜40mm程度が一般的な目安です。羽目板だけでなく下地にもしっかり届く長さを選び、板の厚みや施工場所に合わせて調整してください。
本実目透かし加工のメリット①
無垢材の伸縮が目立ちにくい
無垢材は、周囲の湿度や温度の変化に応じて、水分を吸収したり放出したりしています。
そのため、季節や室内環境によって、板がわずかに膨らんだり縮んだりすることがあります。これは、天然木ならではの自然な性質です。
特に壁や天井は、日当たりや冷暖房の影響を受けやすく、温度や湿度が変化しやすい場所です。
そのため、施工後に板と板の間隔がわずかに変化する場合があります。
本実目透かし加工は、最初から約7mmの目地を設けるデザインになっています。
無垢材が季節によって伸縮しても、板同士のわずかな動きが目立ちにくく、美しい仕上がりを保ちやすいことがメリットです。
また、目地によって陰影が生まれるため、木の表情を立体的に見せることができます。
住宅はもちろん、店舗の壁や天井にも人気の高い加工方法です。
本実目透かし加工のメリット②
年月が経っても見た目の変化が気になりにくい
「板と板の間に隙間があるなら、突き付け加工の方がきれいなのでは?」
このように思われる方も多いかもしれません。
確かに、施工直後の本実突き付け加工は、板同士がぴったりと密着し、隙間のない美しい仕上がりになります。
しかし、無垢材は工業製品ではなく、天然の木そのものです。
木は伐採・乾燥・加工を終えた後も、周囲の湿度に応じて水分を吸収したり放出したりします。
そのため、季節や室内環境の変化によって、わずかに膨らんだり縮んだりする性質があります。
特に壁や天井は、夏と冬、昼と夜、冷暖房の使用などによって、温度や湿度が変化しやすい場所です。
年月の経過とともに、本実突き付け加工でも、板と板の間にわずかな隙間が生じることがあります。
これは必ずしも施工不良ではなく、無垢材が本来持っている自然な性質によるものです。
一方、本実目透かし加工は、最初から約7mmの目地を設けたデザインです。
そのため、木材が伸縮しても見た目の変化が目立ちにくく、美しい仕上がりを長く保ちやすくなります。
本実目透かし加工は、無垢材が季節や環境によって動くことを考慮した、理にかなった施工方法なのです。
本実突き付け加工のポイント
- 釘はオス実(凸側)に打つ
- 次の板を差し込めるよう、釘頭をしっかり打ち込む
- メス実(凹側)には釘を打たない
- 釘は次の板を差し込むことで隠れる
- 釘の長さは、25〜40mm程度を目安にする
- 必要に応じて施工用ボンドを併用する
釘の長さは、一般的に25〜40mm程度が目安です。ただし、羽目板の厚みや下地の種類・厚みによって適した長さが異なるため、施工する場所に合わせてお選びください。
本実目透かし加工の場合

本実目透かし加工は、板と板の間に約7mmの目地ができる施工方法です。
この加工では、釘をメス実(凹側)に打ちます。
メス実側を固定することで、次の板をスムーズにはめ込むことができ、約7mmの目地もきれいにそろいます。
反対にオス実側へ釘を打つと、次の板を差し込みにくくなったり、施工後に釘が見えたりする場合があります。
本実目透かし加工ならではの美しい目地を生かすためにも、釘を打つ位置を間違えないようにしましょう。
羽目板屋どっとこむでは施工方法もしっかりサポートします
初めて羽目板を施工される方にも安心してお使いいただけるよう、羽目板屋どっとこむでは、施工方法についてのご相談も承っています。
釘を打つ位置や下地、施工手順など、分からないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
施工条件を確認しながら、弊社で分かる範囲でご案内いたします。
